IME漢字変換 便利小技メモ

たまにテープ起こしをする機会があったり、長文の入力をする人に便利かもしれない小技。

IMEには辞書ツールというものがついていて、自分で単語を登録することができる。登録項目は「読み」「語句」「品詞」「ユーザーコメント」。

例えば、「こうろうしょう」と入力して「厚労省」と変換されるように登録したいなら、読み→こうろうしょう、語句→厚労省、品詞→名刺、といった具合に登録すればいい。

今回紹介するのは、この単語登録を利用して、変換の効率を上げるもの。

周知の通り、日本には同音異義語が多い。IMEには学習機能があり、変換候補リストの中で変換頻度が多い語句を上位表示するようにできているが、同じ程度によく使用する同音異義語の場合は操作が若干面倒になる。

例えば、「行動」「講堂」を同程度によく使うとすると、行動と変換した際には変換リストの中で行動が最上位に表示され、別の場面で講堂と入力すると、その際に講堂が最上位に表示されるということが起こる。
同じ語句が何度か続けて出てくる場合にはこれが便利だろうが、その都度リストの順位が固定されていないというのは、できるだけ早くタイピングしたい時にはわずらわしく感じられることがある。

このような悩みを抱える方に今回の小技をおすすめしたい。
手順はごく簡単で、行動と講堂なら、
「講堂」を「こうどう2」で登録する。もちろん逆でもいい。こうしておけば、「行動」と変換したいときには「こうどう」を変換すればいいし、「講堂」と変換したい時には「こうどう2」と入力すればいい。
一般的には使用頻度が若干少ないものを〜2で登録すれば便利だろう。

同音異義語の数が多くなれば記憶しておくのが難しくなるが、覚えておける範囲で運用する分には作業効率が上がると思う。

変換でお悩みの方はお試しあれ。