覇権を握りそうなバーチャルオフィス

バーチャルオフィスやレンタルオフィスが出回り始めたのは90年代後半あたりかららしい。近年では、サービスを提供している事業者も多く、競争が激しくなり、サービスの品質は向上して、価格はより安くなっている。

 

郵便物の転送がめったになく、登記できる住所さえあればいいといった場合、月額1000円以下、初期費用も1万円台という、物理的な事務所を借りる際の初期費用・維持費と比べれば、驚くほど低額のサービスも珍しくなくなってきている。

 

その中でも、特に目を引くのはレゾナンス。価格は最安級で、オプションもよくつかわれるものは問題なくそろっている。バーチャルオフィスを使うと懸案となるのが銀行口座開設だが、4つの銀行と提携していることがうたわれており、多少の安心感がある。

感覚的な印象だが、ウェブサイトのデザインが優れており、商売がうまくいって客がにぎわっているにおいがする。いつの間にかキャイ~ンをアンバサダーとして起用していた。広告費に過大に投資するのは不安要素になり得るが、顧客を継続して獲得しているために、広告費やサイトデザインに投資できる程度の資金的な余裕が生まれているのだろう。

利用者が多くなりすぎると、自分と全く同じ住所を使っている利用者が多くなるというのがデメリットか。全般的に価格・サービス品質とも間違いのないバーチャルオフィスサービスだと思う。